リアップの効果を発揮させるために絶対守りたい3つの使い方

みなさんこんにちは!発毛剤徹底研究の泰人(やすと)@つむじの薄毛対策中です。

突然ですが、みなさんはリアップはただ塗っていれば勝手に髪の毛が生えてくると思っていませんか?確かに説明書には1日朝晩2回塗ることまでしか明確には書いていません。

ただ、それ以外に注意すべきある3つのポイントを守っておかないと、本来発揮されるはずの発毛効果が十分に得られない場合があります。

長年リアップを使い続けている発毛剤徹底研究会のメンバーの経験をもとに、リアップ販売元である大正製薬に1ユーザーの立場から質問した内容も交えながら、効果を引き出すための3つの使い方について、動画とともにくわしく解説しています。

リアップ使っているけれど、イマイチ効果を感じない、ちゃんと使えているのかどうか不安だ…という方はこの機会にぜひ参考にしてください!

その1:リアップを塗る前に頭皮マッサージを行い、塗った後は絶対に手で触らない

リアップX5プラスの塗布風景

まず、リアップを塗るときに頭皮マッサージは行っていますか??

「いや、やっていない」という方は次リアップを塗るときから必ず行いましょう。

頭皮をマッサージをすることは、血行を促進する効果があり、発毛させるうえで欠かせません。

そもそもリアップの主成分であるミノキシジルの作用は「血管を拡張して血流をアップさせる」ことですので、マッサージによってさらに血行を促進することは理にかなっているといえます。

マッサージを行うことはメーカーもすすめていることであり、実際にリアップの説明書のQ&A欄にはこのように記載があります。

マッサージは頭皮の血行を良くする為に大切です…(中略)

リアップX5プラスローション塗布前の習慣として続けられることをおすすめします。

参照:リアップ購入時同梱物

ただし、注意することとして、マッサージはリアップを塗った後ではなく、塗る前に行う必要があります。

他の育毛剤だと、液体を塗った後にマッサージを行うことがすすめられていることが多いですし、塗ったのほうがリアップの薬液が頭皮によく浸透するのでは…と考えがちです。

この質問を、「大正製薬お客様119番室」に質問してみると…

「リアップは、塗布後根元に薬液がとどまることで配合成分であるミノキシジルを毛根に浸透させて活性化させ発毛効果を期待できます。

ヘッドマッサージをすると、頭皮が血行促進して毛穴が広がり、リアップが浸透しやすくなるメリットはありますが、一方で、手や髪の毛に液が広がり浸透しにくくなります。

他の育毛剤と比較してもリアップX5プラスは1回1mlと塗布量が少ないため、塗布後マッサージすると指や髪の毛にリアップがついてしまうことから、使用前のマッサージを推奨しています」

興味深い事実がわかりました。

マッサージをすることで、血行が促進されて毛穴も同時に広がります。

毛穴が広がると液体が頭皮内に浸透し、成分が血管まで届きやすくなるからだそうです。

ただ、塗った後にマッサージを行ってしまうと、本来頭皮に残しておきたい液体が手についてしまい、実質的な塗布量が少なくなってしまいます。

特にリアップは、塗布量が1mlと極めて少なく、手についた量を差し引いたら、ほとんどつけていないことと同じなってしまいます。

「リアップ塗布後は手で触らずにそのままにしておく」ことは非常に大事な要素ですね。

これを裏付けるかのように、「リアップを塗った後にマッサージすることは、逆に液体が浸透しやすくなるのでは?」と追加で質問してみると、

「育毛剤が指についてしまい浸透する量が減るのでそういうことはないと思いますが…」

やはり指や手についてしまうと、頭皮に到達する量が少なくなると効果が減ることは明らかですね。

頭皮にノズルをあてるときも、できるだけ髪の毛をかき分けて、頭皮に直接あたるように塗布する方がベターといえそうですね!

そもそもリアップを使う前にはどうやってマッサージするのか?

マッサージの重要性はわかりましたが、残念なことに具体的なマッサージ方法については説明書には書かれていません。。

この点についても質問してみると、このような回答が返ってきました。

マッサージをする前の注意点

「頭皮を傷つけないことがもっとも気をつけないといけない点です。

爪を立てることなく、指の腹で行ってください」

爪を立てると、圧力で頭皮を傷つけてしまうリスクがあり、ひどい場合リアップを塗布した時にしみたりして使用できなくなる可能性があります。

マッサージの具体的な方法

両手のすべての指の腹を使って頭蓋骨を押し込みながら、頭皮を動かすようにもみこむことがポイントです。

最初生え際から頭頂部を通って後頭部へいき、その後両側等をまんべんなくマッサージしてください。

薄毛の部分だけでなく、前から後ろに指をずらしながら、頭全体にわたってマッサージすることが大事なんですね。

ポイントは「頭蓋骨を押し込みながら、頭皮を動かすように揉む」です。

表面上だけ適当にマッサージしても頭皮の血行促進にはつながらないため、皮を動かすように、指の腹をグッと押し込みながら行いましょう

また、髪の毛をこするようにしてしまうと、短く弱い毛が抜けてしまう原因になるので注意しましょう。。

マッサージ時間も特に決まっていないようですが、長時間する必要はなく、2~3分程度行う程度でかまいません。

30秒ほどで終わってしまうようなマッサージではなく、数分程度は毎回頭皮を動かすことを意識してマッサージを行うことが大切です!

その2:塗り伸ばすのではなく、薄毛になっているところを中心に1〜2cmづつトントンと液体をつける

マッサージが終わったらいよいよ塗り込みですが、よく考えず適当に気の赴くままに塗っている方も多いのではないでしょうか?

ただ、この塗り方にもきちんとしたルールがあります。

リアップの同梱物にある注意書きを読んでみると、

気になる部分を中心に1cm〜2cm間隔で塗布してください。 (薬液が十分に広がり、効果を発揮します)”
参照:リアップ購入時同梱物

ノズルの先端を頭皮にトンとくっつけると、確かに液体がほんの少しついたような感じがします。

普通ならこのまますばやく液体を出し続けて全体に塗り伸ばしたいところですが、これはNG。

ここはあえて一旦頭皮からノズルを外し、1cm~2cm間隔を空けてからまたノズルをあてて液体を出しましょう。

リアップの塗布間隔

時間にして0.5秒くらいの間隔で一旦頭皮からはずす→あてるの作業を繰り返していくと良いと思います。

そして、塗る場所も頭全体ではなく、どちらかといえば薄毛になっているところを中心にしてハガキ1枚くらいの範囲で塗布することが良いのだそうです。

実際に使ってみると、リアップ1回の使用で50~60回くらいはトントンと塗布することができ、塗り伸ばさなくても、時間が少し経てば塗った部分がじんわりと液で湿った感覚になります。

最初の方はトントンの強さがわからずじわーっと同じところに液体を出し続けてしまうことがあります。

頭皮にノズルが当たったらすぐに次の箇所に移ってトントンするようにしましょう。

文字だけで説明するとわかりにくいので、30秒でわかる動画を作ってみましたのご参考ください。

その3.リアップを塗布するベストタイミングは入浴後、しっかりと乾かしてから使う

リアップX5プラスの塗布風景

リアップは、液体が毛穴から入って奥までたどりつかせることでより効果を発揮しやすくなります。

となると、リアップ使用前には、毛根への入り口である毛穴はきれいにしておかなければならないことになります。

特に夜に塗るときには、毛穴が一番きれいな状態である、お風呂に入った後塗布するのが一番いいということにつながります。

塗る前段階であるシャンプー・洗髪方法については関連ページでくわしく解説していますが、ここでは洗髪後~塗るまでの流れについてご紹介します。

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リアップを塗る前はドライヤーでしっかりと乾かす

ただきれいにしたらいいというわけではありません。

「リアップは髪をしっかりとドライヤーで乾かしてから使う」ことも重要なポイントです。

髪の毛が濡れているということは頭皮に水分が残っている状態です。

この状態で塗布してもリアップの濃度が必然的に薄まりますし、また余計な水分と混ざることで毛根にまで浸透しにくくなるんですね。

髪の毛を洗った後は、きちんとドライヤーして毛穴に残った水分を十分に乾かしてからリアップを塗ると、液体が浸透しやすくなる状態になると考えられます。

普段から自然乾燥させている方や、中途半端な乾かし方をしている方は、ぜひしっかりと乾かして水分を飛ばしてからリアップを使うようにしましょう。

朝に塗るときはシャンプー不要でOK

毛穴をキレイにするのではあれば、朝塗るときにもシャンプーをする必要があるように思いますが、朝に逆にシャンプー不要で起き抜けに塗るだけでかまいません。

なぜかといえば、夜にシャンプーをしたとして、睡眠時間を経ただけでは汚れがそれほどつかないことが挙げられます。

さらに1日2回シャンプーをおこなってしまうと、頭皮にある皮脂をとりすぎてしまい、逆に頭皮の乾燥や炎症の原因となります。

あくまでもシャンプーは夜のみの1日一回、しっかりと行うだけで大丈夫です。

効果を最大限に発揮させる日々の使い方を簡単にまとめると…

リアップX5プラス

ここまでリアップの正しい使い方をまとめると、

  • 1.塗る前にはマッサージを行い、指の腹で頭蓋骨を押し込むように頭全体を数分揉み込む
  • 2.トントンと1~2cmづつずらして気になるところに中心に頭全体に行き渡るように使用する
  • 3.リアップを塗布するベストタイミングは入浴後しっかりと乾かしてから使用する

となり、カンタンに実行できそうなことのように思えますよね。

でも実際これを毎日続けていくと、意外にも途中で忘れてしまったり、中途半端なものに終わったりすることもあるのではないでしょうか?

ただ、この3つのポイントは、リアップの効果を最大限に発揮させるための重要なポイントであるということを忘れてはいけません。

ぜひ使用の際にはこの3つのポイントをいつも頭に入れて慣習化できるよう取り組まれることをおすすめします。

また、リアップを塗った後にも注意したいことがあるのでついでに覚えておきましょう。

リアップを塗った後は、必ず自然乾燥させる

リアップの液体には少し特徴があり、塗った部分の髪の毛がやや束になりカピカピになってしまうことがあります。

ひどい場合は髪の毛に白くなった結晶がついてしまう場合があり、少し気持ち悪く感じるかもしれません。

なぜ、髪の毛がカピカピになってしまうのか? この件について、大正製薬さんに確認したところ、

塗った後カピカピになるのは、集中的に塗布してしまっているからかと思います。

気になる箇所もあるかと思いますが、満遍なく塗ることで解消されるかと思うので、是非お試しください。

とのことでした。

なるほど、髪の毛がカピカピになるのは、部分的に液体が集中しているからで、まんべんなく塗れていない証拠ともいえるようですね。

特にリアップの液体は結晶化しやすく、あまりに密度濃く塗ってしまうと液体が浸透せずそのまま髪の毛で固まって白い結晶になってしまうことがあるようです。

では、「カピカピを防ぐために使用後ドライヤーで乾かしてもいいか?」と質問すると、

アルコールが配合されているため、自然に乾くと思われます。

ドライヤーが禁止という訳ではないですが、自然乾燥させることを推奨しています。

とのことでした。

塗り方さえ気をつければ、塗った後にわざわざドライヤーを使わず、自然乾燥させておけば、きちんと液体が浸透していくため、塗ったあとは放置で良さそうですね。

逆に乾かないようだったら、特定のところに薬液が偏っている可能性が高いので、使い方を見直す必要があるといえるでしょう。

リアップを塗った後の髪のベトつきやゴワつき問題を具体的に解決する方法は以下のページでよりくわしく解説しています。

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リアップが合わないと感じる人はジェネリック発毛剤の使用も検討してみる

リアップの薬液には少々クセがあり、

  • アルコールの匂いが比較的強い
  • 塗布した後、肌がほてったり、べとつきを感じる

があります。

新しくなったリアップX5プラスネオになって、アルコールの減量、頭皮サポート成分が増えたことから、このリスクは若干軽くなっているように感じますが、使う人の体質によっては、この違和感を感じることが多いかもしれません。

この違和感が気になる場合は、リアップと同じ発毛成分ミノキシジルが配合された「ジェネリック発毛剤」を使ってみると解消される場合があるかもしれません。

ジェネリック発毛剤とは、リアップの特許が切れた2018年以降に他メーカーから発売されている発毛剤。

発毛成分ミノキシジルの配合量は同じながら、細かい薬液の質が異なり、リアップよりも使い心地が良いアイテムも存在しています。(個人差があります)

発毛剤徹底研究会では、現在発売されているジェネリック発毛剤全種類についてレビューを行い、それぞれのスペック、使い心地や価格差についてわかりやすくまとめています。

気になる方はこちらをご覧ください。

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